IT業界にあまり精通していない方々は、言い換えますと私達の大切なお客様です。

私たちは、Webサーバーをご案内するときに、下記の利点と欠点を出来る限り明確にお伝えしています。

  • 共有インスタンスを利用する際のメリット・デメリット
  • 専有インスタンスを利用する際のメリット・デメリット

比較的安価な運用費でホームページ運用を1サービスとして担っている事業者は、私たちも含め前者の「共有インスタンス」での運用となります。それには色々な工夫が有り、最先端技術を適用し彼是工夫した上で運用している事業者もおりますので、ただ安ければ良いというお客様には特別に問題は起きにくいかもしれません。

しかし、それらを自分自身で閲覧して確認する事ができるため、人によって自分の預けたコンテンツは「なんでこんなに遅いの?」と疑問を抱くことも有るでしょう。

共有インスタンスで発生する問題の最たる例は、下記を理由としたアクセス過多が発生しやすい環境であるから、と言えます。

  • 1インスタンスに複数のユーザー(数百ユーザーという例も珍しくない)を詰め込んで運用している。
  • 1インスタンスで処理されるため、中に詰め込まれたユーザーのホームページアクセスを同時処理するため限界点が低い。
    ※ 1インスタンスとは一つのCPUおよびメモリリソースを元に動いているマシンを指します

みなさまがホームページを閲覧する際に、比較的インフラの整った高速回線から見るような場合でも、これらのホームページ運用では明らかな速度低下(レスポンスが遅い)が見られることが多くあります。

また、同時に WordPress等のCMSでホームページを運用されているケースでは、特にインスタンス内部にはデータベースが関わっており、更にレスポンスが遅くなる原因となっています。

これら、上記に示すような細かい点を何も気にされない依頼者が多くいらっしゃるのも事実ではありますが、せっかく作ったホームページなのに閲覧者に対して「なんかこのホームページ遅いね」と思われるのを良しとしていれば何も問題はなく、安かろう悪かろうということで需要の一致があるのだと思います。

実際に、私たちからのご案内としては「静的ホームページ」=「Wordpress等のCMSは使用せず、単純なファイルと画像のみのホームページ」は共有インスタンスへ、それ以外は専有インスタンスへ、というご案内をさせていただいております。

正直なところ、GCPやAWSを使っている限りでは管理上も楽な上、専有インスタンスを提供している方には、顧客同士での悪影響が0であることがメリットと言えます。

不運にも一つの共有インスタンスへ、偶々アクセス過多のコンテンツを持つユーザーが参加してきたものであるなら、そのインスタンス内のユーザーが悪影響を受けるのは言うまでもなく「運」でしか有りません。

共有インスタンスを利用している場合、価格相応というより、価格以下のサービス提供を受けているに等しい状況になるかと思います。それは上記の理由からであり、これらは共有インスタンスの罠(デメリット)として、Webコンテンツ運用者の方々には、できるだけ熟知していただければ幸いですね。

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