Dsc 4642 002

Z 9 の予約販売が開始された時期ではありますが、
秋の様子を感じとりに、清里高原へ NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S を持って散策に行ってきました。

午前中の天候は小雨で霧が出ていましたが、午後になると少し晴れ間をのぞかせていました。

写真スポットとなっていた、東沢大橋(赤い橋桁)はこの様に描写されました。

焦点距離は 21.5mm となりますが、手前から奥までの距離が相応に有るためか、周辺に若干の伸びが見えますね。概ねくっきりと映し出されています。
今回は、NX Studio にてホワイトバランスに調整を加えました。原版RAWとほぼ変わりません。
山間に少しの太陽光が当たっている箇所と、雲が厚い箇所の明暗が映し出されている辺りが現実的で良い感じがしております。

少し場所を変えて視点をずらして撮影したものがこちらです。

山間にある霧のような雲の集まりが、天候の移り変わりの激しさを現していると思います。木々の色合いはまさに秋そのものですね。
これらの表情はあっという間に変わってしまいます。

このパーキング近くに紅葉が綺麗に咲いていたのと、運良く晴れ間を覗かせていたため、合わせて撮影したものです。

NX Studio にてピクチャーコントロールのポップを適用したものです。
紅葉の色合いが若干目立つようになりましたが、とても秋らしい描写になっていると思います。

Fマウントの銘玉 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED と比べても遜色ない描写に見えます。むしろ今となっては Zレンズの方が細部の描写に関しては素晴らしい物があると感じます。

こんどは、太陽光が少々差し込む逆光にて紅葉を撮影したものです。

焦点が合っている中心部は見事にくっきり描写されていますね。
しかし、日が差し込んでいる外周辺りはピントも合わないことからこの様な描写になります。

時間を巻き戻しますが、
清里高原といえば、清里テラスです。本当はこの景色の撮影が最大の目的でした。
しかし、あいにくの曇り空に小雨が降っているという状態で、女心と秋の空のごとくたまに晴れ間を覗かせるとう感じでした。

とてもきれいな写真とは言えませんが、
焦点距離16mm ともなりますと、やはり気になるのは外周辺りの伸びです。
ちょうど人々が写り込んでいたので参考になると思います。木々は山頂にかけて斜めに生えているためあまり参考にはなりませんが、広角レンズの代名詞ともいえるこの描写は、外周に人工物などが写り込んだ場合に伸びてる感満載の写真になりやすいという状態ですね。

肝心の清里テラスですが、霧霧霧という状態で撮影する気力を失うくらい、見下ろす景色の中には何も見えておりませんでした。かろうじて、山頂にあったカフェを撮影したものがこちらです。

濃霧な状態であることが分かりやすい写真ですが、それでもかろうじてカフェがそれとなく描写されている辺りはさすがだと思いました。

最後に、
風景撮影ではありませんが、生後7ヶ月だという仔牛ちゃんを激写。
この仔牛ちゃんはあの有名なジャージー種の仔牛のようです。
ここは、清泉寮ジャージーハットの牧場ですが、とてもおとなしくて可愛いかったなぁ。

仔牛ちゃんのまつ毛って、想像以上に長いんですね… 現像した時に初めて知りました。
ほぼ目を覆っている。
マツエクに行く必要は無さそうですね。

カメラ愛好家の方達、それを生業としている方達のなかでは Nikon Z 9 の登場でとても賑やかになってきておりますが、純国産 Nikon社には小生も期待をしております。
個人向けのカメラ事業のみならず、様々な機器を製造している企業としての母体が有るからこそ、このような素晴らしい恩恵を受けているとも思えます。

外資系企業に勢力を伸ばされるのも悪いことではないとは思いますが、やはり細かな配慮が施された製品を手にして活動することは何よりも喜びが大きいものです。

近年、中国系企業の製品も素晴らしい完成度のものも多いと思うことも増えましたが、この様なプログラマブルな製品、特にカメラは使っていくとやはり日本製が一番だと思うことが多いですね。(LEICA 等は簡単に手が出し辛い感じではありますが)

カメラは、そもそも撮影された写真が目的ではありますが、機器に愛着が生まれると更に良い写真の撮影が出来ることも確かなことかと感じます。

製造業と言われる業界の方々を含め、この先の日本を支える企業として頑張っていただきたいと思うのと同時に、躊躇せずに息を潜めながらZ沼へ静かに踏み込んで行きたいと思います。

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