皆さんは珈琲(コーヒー)はお好きでしょうか?
私はかれこれ10年ほど、同じ焙煎屋さんの珈琲豆を嗜んでいます。
その切っ掛けとなったのは、以前事業を共にしていた方(戦友とも言える方)よりご自宅に招待していただき、コーヒーを出していただいた事が発端となっており、それまでいい歳をしていながらコーヒーを避けていた人生が一変した時でした。
IT業界の話題とは程遠いと思われる珈琲豆の話題を出したのも、この「マイクロミル革命」の話題を綴りたかったからです。
お気付きの方は多いのではないかと、私は勝手に思っておりますが、何事も大きくなり過ぎると不都合が出てきます。そう、団体、企業もそうですね。
これは法則のようなもので、多くが集まると個々のマイクロが近似思考でない限り、必ずや衝突や崩壊が起きてくるわけです。必然というやつですね。
ということで、この「マイクロミル革命」とは一体どういうことか。
ちなみに、IT界で有名なマクロミルとは全く関係のない縁もゆかりもない、マイクロミルのお話しです。
焙煎屋さんの文言を一部引用
コーヒーの生産において、従来までの生産方法は収穫したチェリーを最寄りのミル(コーヒー精製工場)まで持っていき、そのチェリーを売ることで賃金を得ていました。
その賃金は相場で取引されており、生産者の取り分はわずかなものでしたが、自分たちの収穫したチェリーをマイクロミル(小さな設備)で管理することで、素晴らしいテロワール(その土地の個性)を表現する事に成功した生産者が次々と誕生しました。
それが世界のコーヒーの現場でも広がっているようです。量は少なくても今までの常識を覆すような上質で特徴のあるものを創ること。
これが、マイクロミル革命。
生産者の方は、これまでの生活環境がガラッと変わったと言い、特に今まで自分がやってきた仕事に加え、よりコーヒーの味作りを担う仕事が生まれたことに大きなやりがいを感じ、大きなモチベーションを家族全員で共有する幸せを得たと言います。
コーヒーの生産者と、システム開発従事者と、なんだか共通点も多いような、そんな話題でした。
この話題にはいくつかの重要なキーワードがあります
- 相場で取引
- テロワール
- やりがい
- モチベーション
組織性を重要視するか、個性を重要視するか。
ダイレクトに変換するのは難しいですが、そんな感じでしょうか。。。
行き着くところ、マイクロ(個々)がまともな思考で仕事が出来ているかどうか、これにはとても重要な意味があると私は思っています。
今回、たまたま仕入れることができた「コスタリカ」の珈琲豆がそのマイクロミルによって生産された僅かなロットのものでした。
まだ淹れていないのですが、とても楽しみでしかたありません。
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