巷ではZシステムで最高の描写性能を引き出すという噂の、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S を、銀座のバーで機会をいただいたので撮影をしてみました。
(f/0.95 上位レンズの Noctは恐れ入りますが簡単には手が出ません)
前後の見事な玉ボケ、被写体も特別な配慮なしにこの描写です。
50mmであることで、画角も狭くなることから少々被写体から離れた状態でした。
室内も暗めの状態でしたが、手持ちでこのような写真を撮影できたのには少々驚いています。Lightroom のプリセットを適用してほんの少し色味を持ち上げています。
後方にある玉ボケは、グラスが有るのみでLED等の光源では有りません。それなのにこの描写です。
私はお酒にはめっぽう弱い方なので、このお酒の価値はよく分かっていないのですが…
マグカップの持ち手の少し手前の部分にピントが合った状態ですが、カウンターテーブルの前後の境界がはっきり分かるほど、ピント面が薄いですね。
これを手持ちで撮れるなんて、と思ってしまう一枚。
ただし、強烈にブレが発生すると予想してガチガチになって構えて撮っているのも事実です(笑)
PCで読み込んで見たときの感動は更に大きかったですね。
ショット一杯ウン千円というお酒。
後方の光源からはレモン型玉ボケになってしまっていますが、マドラーの透けた感じが気に入っています。また、少々フリンジが発生していますがそのままにしています。
NIKKOR Z 50mm f/1.2 S は私が持った感じでは少しだけずっしり感が有ります。
単焦点で重量を含めてこの様子なので、スナップ撮影には向かないのかなと思います。ですが、この描写力で一発決められる事を考えると、常時付けておきたいレンズの一つかと思いますね。
そして、話題はそれますが、
なんとも魅力的な Nikon Z fc が発表されました。DXでは有るものの、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S も装着出来ちゃいます。(物理的に、ということですが…)
カメラ市場は低迷しているなどという(噂)状態を吹き飛ばしそうなくらい、Nikonは勢いづいていると感じますね。
元来、カメラをやっていた方がiPhoneへ代替えしたなんて話はあまり聞かないのですが、私には市場が賑わっているようにしか見えず、単に盲目で沼入りしているだけなのかもしれません…
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